こんにちは、よっちです。


今回はいつもの木工とは離れますが、これもハンドメイドとうことで普通一般にはめったにない事だと思いますのでブログ記事として紹介したいと思います。今日は写真が多いです。




よっちの住む集落は田舎の方ですので昔ながらの風習がいろいろ残っています。

今回はその中の一つ、「お庚申様」と呼ばれる行事(儀式?)に関することです。



調べてみると「お庚申様」とは

「日本の民間のさまざまな信仰や習俗などが複雑に絡み合った複合信仰」

ということですが、よっちの集落では「農業の繁栄」だったり「厄落とし」などが目的で行われるようです。


我が集落では昔は年に何回かやっていたそうですが年々簡略化され、近年は年末と年始の申の日からそれぞれ1日選び、町内の公民館の一室を借りて儀式のようなことを行っています。年明けのお庚申様の幹事役がよっちに回ってくることになり、幹事として幾つかのものを揃えなければならなくなりました。しめ縄、お酒、おつまみ、お供えの料理など。しかも自費で!(集落の儀式なのに全部自費なんてひどいですよね・・・ボソリ)

儀式の様子はさておき、そこで使われる道具類の「しめ飾り」を今回手作りしてみました。買ってきたほうが早かったのですが(買うとしたら1400円くらいでした)、農家育ちのよっちとしては子供の頃、ワラで『スガイ』を編んでいた経験があるので、自作してみようと思ったわけです。


材料のワラは母が用意してくれました。
1わら


ワラ10本程づつを左右に持ち、下の端をかかとで挟み、ねじりながらまとめていきます。
写真はそれぞれを握っていますが、この後両手の平を合わせ、2本同時に手のひらに挟みながら手の平の中で転がして絡みつけていきます。言葉の説明ではわかりにくいですが、けっこう難しい作業です(´・ω・`)
2すがい


このワラで作ったヒモを「スガイ」と呼んでいます。
3スガイ完成


1回合わせただけのスガイでは細くて貧相ですので、もう1本ねじったものを先に作った溝に沿って這わせています。
4もう一本補強


しめ飾り本体の太い部分ができました。
5メイン完成


続いて「ひげ」をつけています。本当はなんていうんでしょうか。「ひげ」なんて言ったらバチが当たるかな(≡ω≡.)
6ひげ


「ひげ」はワラ5本程を縄の合わせ目に挟んで
7ひげ通し


折り返して、折り目の根元をテープで止めます。
8ひげ口テープ止め


だんだん形になってきました。
9ひげ完成


続いて、半紙で紙細工を作ります。正式名称は「ごへい」というそうです。
まずは半紙を半分に切ります。
10半紙


切ったものを半折りにして、ハサミで切込みを入れます。切込みの目印としてやんわりと爪で筋をつけたとこです。
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切っていきます。
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手前、手前と折っていきます。
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4本つくりました。これを「ひげ」と同様に縄の隙間にねじ込んで固定します。
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完成です!

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どうでしょうか。中々の出来ではないでしょうか(* ̄∇ ̄*)エヘヘ


来年の正月は皆さんも手造りしてみてはどうでしょうか?

あ、ワラがないでですよね普通・・・・。



今日はこのへんで。