こんばんは。
約1か月前に取り組み始めた人気塗料の塗り比べ実験の結果を報告しようと思います。
使った塗料は
・ワシン 油性オイルステイン顔料系
・アサヒペン 水性ステイン
・ワトコオイル
・ブライワックス
・ビンテージワックス
これらを、SPFと杉の板材に塗り作業場にしばらく放置して、完全に乾く(色移りしなくなる)時間(日数)、ニオイがしなくなるまでの時間(日数)を調べました。
結果の前に塗った当日に撮った写真と、1か月後に撮った写真で見た目も確認しておきましょう。
塗った直後の杉

1ヶ月後の杉

塗った直後のSPF

1ヶ月後のSPF

写真で見るとほとんど違いはなさそうに見えます。杉の写真は暗かったので分かりにくいのですが、SPFのワトコを塗った板は直後より少し明るくなった気がしました。奥まで染み込んでいたオイルが完全に乾いたことで明るくなったのだと思います。その他はほとんど変わらないことが分かりました。
乾くまでの時間(日数)
毎晩それぞれの板を白い布で擦ることで色移りを確認しました。色が移らなくなったら完全に乾いたと判断するためです。塗った翌日の夜を1日目としてカウントしました。
擦ってみて色移りしたら✖としています。ちなみに、かなり強く擦っています。

杉もSPFもほとんど差がなかったので材ごとの報告は割愛させていただきます。
結果として、ブライワックス以外はどの塗料も4~5日で色移りしなくなることが分かりました。
実はブライワックスも含めて、軽く擦った程度では1日目からどの塗料も色移りはしませんでした。それでは実験のし甲斐がないので、かなり強めに擦りあえて違いを出そうとした結果が上記の表となります。
ブライワックスについては、1ヶ月経った今でも強く擦ると色移りします。当初、色移り=乾燥と仮定していましたが、それは間違っていたようです。ブライワックスの板も1ヶ月後に乾燥していないわけがありません。
ブライワックスの色移りは、『色移り』というよりも表面のワックス部分、おそらく蜜蝋の膜が強く擦ることで剥げてしまうのでしょう。その部分はツヤが失われてしまいます。結局そのせいでいつまで経っても✖が付くという結果になったようです。ビンテージワックスは、ワックスの名が付きますが表面にツヤがあまりありません。そのせいなのでしょうか強く擦っても色移りはしませんでした。
ニオイがしなくなるまでの時間(日数)
続いてニオイです。毎晩クンクンとニオイを嗅いで確認しました。これも杉とSPFの差はありませんでした。

表を見れば一目瞭然ですが、ブライワックス、水性ステイン、オイルステインは翌日の夜には既に臭いを感じませんでした。水性ステインは塗っている最中もニオイはしませんので当然ですが、塗るとき強烈なニオイがしたオイルステインやブライワックスまでも翌日夜にはニオイを感じないまでになったのはいささか驚きました。
反対に、ビンテージワックスとワトコオイルは薄らいではいますが1ヶ月後でもニオイを感じます。
それでも1年前に作ってビンテージワックスで塗ったゴミ箱は今では全くの無臭です。夏に作ったワトコオイルを塗った洗濯棚も今では無臭です。ですのでいずれ全くニオイを感じなくなるまでにはなるのでしょうが、けっこうな時間を要するようです。
今日のまとめです。
・ブライワックスは乾くのもニオイが無くなるのも早いが、強く擦るといつまで経っても色移りする。
・ビンテージワックスはニオイが抜けるまでに時間がかかるが、乾けば色移りしない。
・ワトコオイルは4~5日で色移りしなくなるまでに乾くが、ニオイは長く続く。
・水性ステインは4~5日で完全に乾き、ニオイはもともとない。
・オイルステインは4~5日で完全に乾き、ニオイもすぐに消える。
さて、今日はここまでですが、何かのお役に立てれば幸いです。



約1か月前に取り組み始めた人気塗料の塗り比べ実験の結果を報告しようと思います。
使った塗料は
・ワシン 油性オイルステイン顔料系
・アサヒペン 水性ステイン
・ワトコオイル
・ブライワックス
・ビンテージワックス
これらを、SPFと杉の板材に塗り作業場にしばらく放置して、完全に乾く(色移りしなくなる)時間(日数)、ニオイがしなくなるまでの時間(日数)を調べました。
結果の前に塗った当日に撮った写真と、1か月後に撮った写真で見た目も確認しておきましょう。
塗った直後の杉

1ヶ月後の杉

塗った直後のSPF

1ヶ月後のSPF

写真で見るとほとんど違いはなさそうに見えます。杉の写真は暗かったので分かりにくいのですが、SPFのワトコを塗った板は直後より少し明るくなった気がしました。奥まで染み込んでいたオイルが完全に乾いたことで明るくなったのだと思います。その他はほとんど変わらないことが分かりました。
乾くまでの時間(日数)
毎晩それぞれの板を白い布で擦ることで色移りを確認しました。色が移らなくなったら完全に乾いたと判断するためです。塗った翌日の夜を1日目としてカウントしました。
擦ってみて色移りしたら✖としています。ちなみに、かなり強く擦っています。

杉もSPFもほとんど差がなかったので材ごとの報告は割愛させていただきます。
結果として、ブライワックス以外はどの塗料も4~5日で色移りしなくなることが分かりました。
実はブライワックスも含めて、軽く擦った程度では1日目からどの塗料も色移りはしませんでした。それでは実験のし甲斐がないので、かなり強めに擦りあえて違いを出そうとした結果が上記の表となります。
ブライワックスについては、1ヶ月経った今でも強く擦ると色移りします。当初、色移り=乾燥と仮定していましたが、それは間違っていたようです。ブライワックスの板も1ヶ月後に乾燥していないわけがありません。
ブライワックスの色移りは、『色移り』というよりも表面のワックス部分、おそらく蜜蝋の膜が強く擦ることで剥げてしまうのでしょう。その部分はツヤが失われてしまいます。結局そのせいでいつまで経っても✖が付くという結果になったようです。ビンテージワックスは、ワックスの名が付きますが表面にツヤがあまりありません。そのせいなのでしょうか強く擦っても色移りはしませんでした。
ニオイがしなくなるまでの時間(日数)
続いてニオイです。毎晩クンクンとニオイを嗅いで確認しました。これも杉とSPFの差はありませんでした。

表を見れば一目瞭然ですが、ブライワックス、水性ステイン、オイルステインは翌日の夜には既に臭いを感じませんでした。水性ステインは塗っている最中もニオイはしませんので当然ですが、塗るとき強烈なニオイがしたオイルステインやブライワックスまでも翌日夜にはニオイを感じないまでになったのはいささか驚きました。
反対に、ビンテージワックスとワトコオイルは薄らいではいますが1ヶ月後でもニオイを感じます。
それでも1年前に作ってビンテージワックスで塗ったゴミ箱は今では全くの無臭です。夏に作ったワトコオイルを塗った洗濯棚も今では無臭です。ですのでいずれ全くニオイを感じなくなるまでにはなるのでしょうが、けっこうな時間を要するようです。
今日のまとめです。
・ブライワックスは乾くのもニオイが無くなるのも早いが、強く擦るといつまで経っても色移りする。
・ビンテージワックスはニオイが抜けるまでに時間がかかるが、乾けば色移りしない。
・ワトコオイルは4~5日で色移りしなくなるまでに乾くが、ニオイは長く続く。
・水性ステインは4~5日で完全に乾き、ニオイはもともとない。
・オイルステインは4~5日で完全に乾き、ニオイもすぐに消える。
さて、今日はここまでですが、何かのお役に立てれば幸いです。

