こんにちは。

今回の作品はそこそこ大物ですので2回に記事を分けてお届けします。



唐突ですが、キッチンで洗い物をしている時、鍋やフライパンって洗った直後どうしていますか?

キッチンのシンクの中は調理に使った鍋、フライパン、まな板、ターナーなどの調理器具に、食後に出る食器類が加わるともうそこはすごい状態になりますよね。




洗い物を前にしてうんざりしてしまう瞬間です。




「いやいや、何事も手順だよ」



そんな風にいえる上級者の方もいらっしゃるとは思うのですが。


よっちは、洗ったものを置く場所がもっとあったらな~といつも思うわけです。



いや、時々手伝うだけなので、「たまに洗ったときはいつも」ですね( ;∀;)






調理のついでに洗うという手もあるとは思いますが、まだ調理中なのに手を泡だらけにするのって抵抗ありません?

フライパンが焦げ付いてたりしたら水にしばらく浸けておきたいってのもありますよね。

だから調理中に洗うのってけっこう厄介です。


そしてさらに油っこい料理だったりすると、汚れていないフライパンの裏面や、皿・茶碗の裏面にまで油移りしないように、できるだけ重ねて置かないようにとか気をつかっちゃいます。



そんなこんなで狭いペダルペールの蓋の上ですら洗い物を逃がしたくなります。
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そこで今回のDIYです。

これをもうちょっといい感じにできるようにしたいなーというのが目的です。



調理場は狭いスペースなので、あまり大きな物を作ると邪魔になるだけかなという気もするんですが。

コロつけて可動式にすればなんとかなるかなー?ってことでチャレンジです。





まず、コロコロを探し、見つけました。
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以前廃材で作ったキャビネット用キャスターです。こいつを引っこ抜くことにしました。
このキャスター、妻の家事室の足元に置いてあり、可動式にする必要がありませんでした。
代わりにフエルトを貼っておきましょう。



新しく作るゴミ箱キャスターの底面は、卓球台を作ったときのMDFボードの余りを使いました。
使うペダルペールはニトリで売っていた35Lのもので、既に我が家で何年も使っているものです。
端材板の奥行がペールの奥行45cmにギリギリ間に合いました(;'∀')
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こんな感じで流用したコロコロをつけたいと思います。



流用元のキャビネット作成の時、コロコロの軸はドリルで開けた穴にググッと押し込んだだけでした。
今回もに穴をあけて差し込むだけですまそうと思います。



ドリルガイドをはめたまま掘るべき深さが分かるようにマスキングテープで刃に印をつけます。
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ドリルガイドを使って垂直に穴あけしていきます。
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SK11 ドリルガイドキット (SGK-6)






コロの軸が回転した時に底面からはみ出でしまい、壁などにガツガツ当たりそうだという事に気が付きましたので、結局ご覧のような形の△の部分にコロをつけることにしました。
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さて、キャスターはうまくつけることが出来まして。次は本体の壁面です。


材料はSPFの1×4(ワンバイフォー)を使います。パイン集成材の板かなんかを買ったほう歪みも無くて早くて簡単です。でもそれってけっこう高いから(*_*;

安いワンバイ材を繋いで使う作戦にします。


写真はカインズホームで買ってきたワンバイ材です。
この「GORMAN」と緑色で木口に印字があるやつが好きです。
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ホームセンターにしばしば足を運ぶと同じ場所で売られているワンバイ材でも、行くタイミングによって違う材木が置かれています。おそらく仕入先が幾つかあるのでしょう。この緑の印字があるワンバイの時と、印字が何もない時があります。「GORMAN」の印字がある時の材木は歪みが少なく、表面の加工もきれいです。ひょっとしたら同じカインズでも地域によっては仕入先が違うかもしれませんので同じも物がどこでも手に入るわけではないかもしれませんが、よっちはこの緑のロゴのあるやつを見つけた時は買いだめします。


で、この板をペールの深さ+4cmでカットし、ダボ継ぎしていきます。
以前作ったダボ継ぎガイドが大活躍です(^^)/


自作ダボ穴ガイドでジャンジャン穴を空けていきます。
ダボ穴ガイド作成の記事はこちらから
自作ダボ穴ガイド完成!さてその実力は?

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穴位置をばっちり揃えることができました。
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ダボ穴に木工用ボンドを少量垂らします。ボンドの水分で木ダボが膨らみ、より強固に接着できます。
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板→ダボ→板→ダボ→板・・・・とジャンジャンつないでいきます。いわゆる「ダボ継ぎ」です。
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そして今回は新たに小道具を買いました。


「はたがね」といいます。
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ワンバイ材などの板を繋ぐ時に、挟み込んで固定する道具です。長尺クランプの厚みが薄い感じといったところでしょうか。今回これが大活躍します。

はたがね(2本1組) 600mm(最大開き) 【 木工 木彫 木工具 固定 はたがね 】





ダボ継ぎした板をはたがねで両脇から締めます。素手で抑えるだけなのと比べると締まり方が全然ちがいます。強く締めすぎてもいけないけど、5枚並べて圧着するだけなのにはたがねで締めると余裕で4~5mm締まります。締めた状態+岩の重みで真っ平に固めるべく一晩寝かします。

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同様にゴミ箱正面の板もダボ継ぎで用意しました。




さて、別の日の作業です。
キャスターをつけたベース板に固定していきます。
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写真のように直角なL状の補助具を作っておくと、こういう組立の時に便利ですよ。

アシュラマンみたいに手が何本もあったら別ですが( ˘ω˘ )




形になってきました。
ペダルペールが横並びで2個入ります。
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以前、ゴミ箱を作った時に思いました。

キッチンのゴミは生ごみが多いので蓋がきっちり締まる物でないとニオイが出てきてしまうなと。


なので今回はゴミ箱を作るのではなく、ゴミ箱を入れるラックを作ろうと。

昨年作った大きなゴミ箱は、ペットボトルと缶、瓶の分別用になっています。今回のはこまめに捨てる生ごみ用、および燃える一般ごみ用にする予定です。生ごみ用は、液もニオイも漏れないペールをそのまま利用するのが一番だと思うのですよ。



蓋を作っています。
写真は、またもや「はたがね」で固定しているところです。
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蓋は中央を蝶番(ちょうつがい)で繋ぎ、折れ曲がるようにするつもりです。
理由はゴミ袋の取り換えの時に安定してラックの蓋が開けたままにできるようにしたかったからです。

蝶番の配置を確認しています。求められる強度に合わせ、大小の2種類つかいます。
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蝶番に付属していたビス(写真左)じゃ短すぎて強度が心配です。SPFのワンバイ材はけっこう柔らかいのでもう少し長めのビス(写真右)を打ちこみたいと思います。
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ラックの蓋を本体にくっつけてみました。

ここで問題が発覚。蓋の中央がへこんでしまっています。左右のペールの蓋が別々に開けられるように、ラックの蓋も左右に分けたのが原因です。
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この蓋の上に洗い物などの重いものも乗せたいというのが今回の目的ですので、致命的問題です。





さて、どうしたものか・・・・。


なんか、こんな感じで中に支えとなるものを挿し込むしかないか。
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結局、奥から手前にわたってワンバイ1本で支えをいれることにしました。
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組立完成です。蓋は折り曲げて左右別々に開けられます。
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ペールの蓋をあけっぱにする時はこんな感じです。
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お気づきでしょうが、ペダルペールの踏むとこは犠牲にしました。ラックの蓋を手で開けなければ、どのみちペダルを踏んでも開かないわけで。

あと、上部に少し隙間をあけたのは何を隠そう、ペールの蓋部分の奥行が若干思ってたより長く、下から積み上げたワンバイを続けてはめることが物理的にできなかったのと、手でラックの蓋を開けた後、再度手でペールの蓋も開けるわけで、ここが開いてた方が開けやすそうだなという、怪我の功名ってやつです。


さて今回は組立完了までお届けしました。

次回は塗装編です。シャビーシックな中々の出来栄えです。


ご期待ください。