こんばんは、よっちです。


卓球マシンの完成、いや~苦労しました。もうちょいスムーズに作れるつもりでいましたよ正直。

どこに苦労したのかっていうと、それは順を追って・・・。

前回は発射装置の作成までを半ば端折って紹介しましたが、今回は球をバケツから送り出す部分、言わば球供給部の作成の様子を紹介します。


まず、供給部の球をストックする部分としてセリアでバケツを買ってきました。けっこうしっかりしたバケツです。底の直径は20cm強です。
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バケツの底にくるくる回って球を押し出すための円盤を作ります。バケツ底が直径20cm強なので、円盤の半径10cmとし、いらないボール紙で円を描きます。コンパス探すの面倒なときは使える小技です。
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とがったもので中心を抑え、鉛筆をさしてぐるっと回します。
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参考にしたサイト様の要領でギザギザにカットしました。8ヶ所の切り欠きがある円盤です。
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次にバケツの側面に発射部接続のための穴を開けます。この辺りかなーってとこに印をつけたとこです。
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ここで活躍したのがまたもやこのホットナイフ。
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熱で溶かして切っていきます。普通のカッターではちょっときつい作業です。
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空きました。
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前回作った発射部の根本部分を挿し込みます。
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次はバケツの底で回る円盤の駆動装置を作ります。
買ってきたのはタミヤのギアボックス。組み立て次第で4段階の回転スピードが選べます。
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選ぶのはタイプD。回転は一番遅いけど一番チカラが出せるタイプです。
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組みあがりました。細かいギアの組み立てのためピンセットが必要でした。
この長い軸に円盤をはめて動かします。
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電源は充電式乾電池の並列で組んでみます。
ちなみに発射装置部は直列の2本です。
発射装置のモーターに直列の単三2本、供給装置部のモーターに並列の単三2本を繋いでいます。
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軸を挿し込む穴をバケツの底の真ん中に開けます。プラスチックは固いのでドリル刃がすべってズレてしまいがちです。ドリルガイドが役に立ちました。
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バケツを乗せる台座を作っているところです。木工加工はお手の物です。
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台座が組めたので、球供給部の電源スイッチを壊れたラジコンからぶんどることにしました。
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この穴にスイッチを埋め込みます。
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一応組みあがったのですが、回してみるとトンでもないテンポで球が発射されました。
空で回してみると円盤の1回転が約3秒。切り欠きが8ヵ所あるわけなので、3秒で8連射・・・。
これでは水谷隼でも返すのは難しいでしょう(笑)
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切り欠きを2ヵ所にすれば約1.5秒で1球くるテンポ。ゆるいラリーならそんな感じのテンポだと思います。
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さて、テンポはまあまあな感じになったのですが、球を送り出す場所で球詰まりが発生tt
今から出ていく球と、上で転がっている球が干渉して時々詰まってしまい、円盤の回転を止めてしまうという。干渉してくる球が邪魔しないようにフィルムでカバーしたり、ボルトで防いでみたり・・・。IMG_4214

ところが、今度はボルトで防いだ球が、次に回ってくる切り欠きの玉と干渉し、やはり止まってしまう羽目に。
この干渉、ボルトの位置を再調整したり、回転盤の高さを調整したり色々試してみたのですが中々うまくいきません。

結局今回一番苦労したのはこの部分です。バケツが穴だらけになってしまいました。


そして数日が経過して、この穴位置がダメなんだろうとの結論に達しました。ネットで自作マシンをいくつかみると中央より右にずれた位置で送り出しするものも見かけます。穴位置を変えることで再チャレンジ!

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セリアでバケツを買い直し、前回よりも右寄りに穴を開けなおしましました。また穴向きに合わせ円盤も作り直ししています


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なんとか突っかからずに送り出せるようになりました。切り欠きの角などの細かいとこもカーブさせるなど微調整しています。


何回も送り出しのため試運転をしていると、ちょっとした拍子に回転盤の下に球が入り込むことがありました。回転盤の高さの調整が必要そうです。丸く切ったダンボールを下に差し込むことで調整しました。
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供給部は苦労しながらもなんとか実用に耐える動きに安定してきましたので、最後の仕組みを作っています。
発射角の調整をするための足作りです。
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足のつなぎ目を1cm程隙間を空けて接続します。
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直径が10mmのナットを台座の内側に埋め込みます。
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台座にボルトを通す穴を開けました。内側にはナットを埋め込み用で10mmの刃で穴を広げています。
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こんな風に埋め込むわけです。これで反対側から蝶ボルトで締め方を調整できます。
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完成形です。蝶ボルトを緩めると傾きを変えられるので発射角の調整ができます。
真横から
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斜め上から
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正面から
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結局、発射装置のタイヤはミニ四駆のタイヤそのままになりました。回転がすごいので上に被せたラジコンのタイヤがズレてきてしまい重ね技はちょっと無理という感じでした。

黄色の丸のボルトナットである程度高さ調整が出来るので、ギリギリまで下げてなんとかなりました。
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供給部の球詰まりは最後まで調整が必要でしたが、最終はこの形で詰まることなく発射できるようになりました。
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なかなか苦労させられた卓球球出しマシンの自作。ネットでみる諸先輩がたのようなスマートなマシンにはなりませんでしたが、1作目としては自分なりに満足のいく作品となりました。動画でお見せできないのが残念。
動画での紹介の仕方も勉強しなくちゃですね。


さて、明日は長男の卓球クラブの練習日です。
次男も連れて行ってこのマシンを試したいと思います。