こんにちは、よっちです。
先日、我が家のWi-Fi環境を変更したのですが、今日はその際に分かったWi-Fiルータの設置個所についての良し悪しと、我が家の失敗例及び対応策について紹介したいと思います。Wi-Fiルータを増設したけどうまく繋がらないという方は記事の後半が参考になるかも知れません。
さて、一条工務店の家は床全域に銀色の床暖房パネルが敷き詰められているため、通常の家に比べてWi-Fi電波が通りにくいと “うわさ” されています。我が家はその点については何も考えずに設計してしまったのですが今までは特に不便を感じることはありませんでした。
ところが今回Wi-Fiルータを新型に変更した際にその噂を思わせる事象が発現し、初めてWi-Fiについて勉強し対策を講じることになりました。
特にこれから一条工務店で家を建てる方(そうでない方も)にとってはWi-Fiについてちょっとは知っておいたほうが良いだろうという事でもありますので参考にしていただけたらと思います。
今回の記事は①Wi-Fiルータを交換した際のつまずき②中継機購入&設定でのつまづき、と大きく2つの話に分かれています。長い文章で読みにくい部分もあろうかと思いますが素人がもがいている様子を書き綴りました。最期まで読んでいただけると嬉しく思います。
Wi-Fiルータ交換でのつまづき
ことの始まりは光回線事業者コミュファからの電話でした。我が家は元々コミュファでインターネット回線を引いています。
「キャンペーンでオプションを1ヶ月つけてくれれば、今現在我が家に設置されているコミュファ提供のWi-Fiルータをより速いものに無料で換えてあげます」というもの。
半年ほど前にも同様の電話を受けたのですが、その時は特に不便も感じていなかったし、なによりめんどくさく感じて断っていました。
この日は何も予定がなかったのでちょっと聞いてみようという気になったのでした。
キャンペーンのオプション自体には興味がなかったのでそこは割愛するとして、オプション費月額990円でWi-Fiルータを性能の良いものに変えてもらえるならとこの話乗っかってみる事にしました。
3日後、コミュファから小包が届きました。白いWi-Fiルータと取説&案内書が入っていました。
「設定は自分でやってね」という内容の割にこの案内書はちょっと分かりにくいものでした。
それでもマニュアルとにらめっこで何とか自力で機材の入れ替え及びを設定を行ってみました。
それが、なんか調子が悪いのです。
Wi-Fi接続のメインはスマホです。スマホでWi-Fi接続を開くと見慣れた電波の代わりに新しい強い電波が2つちゃんと飛んでいます。ルータの取説を見ると1つは5G、もう1つが2.4Gと記載されていますので、ここまでは合ってるはずです。電波が2種類あったのは以前のWi-Fiルータでもあったこと。でも以前のには確か2.4Gとか5Gの区別はありませんでした。今回どっちを繋げるべきんだろうと思いましたがなんとマニュアルにその部分、2.4Gと5Gのどっちに繋げるべきかのような説明がないのです。説明が要らないほど当たり前すぎる用語って事なんでしょうか?素人にはちょっと不親切なマニュアルなだぁと思いました。
常識的にみて2.4G、5Gというのは5Gのほうが速いんだろうと思いましたが、今この場でスマホに表示される電波が強かった2.4Gのほうに接続してみました。
スマホ画面にはWi-Fiの電波マークが出ていてネット検索もできたので、とりあえずちゃんと機器の設定はできたと思うのですが、なんか微妙ーという感じなのです。スマホに表示されるアンテナの表示が今までよりやはり弱い気がします。
なんというか、部屋の中を少し歩くだけでフルだったり1本少なかったりでフラフラ安定しないのです。何が悪いんだろうとネットで調べていたらWi-Fi電波について以下のような事が分かりました。
・2.4Gと5Gというのは周波帯のことで、正確には5GHz帯、2.4GHz帯の意味。
・5Gの電波は速いが電波の直進性が高く、間に遮蔽物があると遮られやすい。つまり遠くまで飛びにくい。
・2.4Gは遅いが5Gに比べモノへの透過性が高く、電波の回り込みもあるので遠くまで飛びやすい。
・2.4Gは電子レンジやIHなどの家電と同じ周波帯なので同時に使うと電波障害を大きく受けるが、5Gは影響を受けにくいetc・・・。
結局、これらの2つの電波の特性の違いからそれぞれの弱点を補っており、同じ家の中でも状況が変わるので「その場の電波の良いほうに繋げ」ということのようなのです。
それにしても今までのルータ、もっと電波が強くて安定もしていた気がするのですが・・・。
ここで改めて古いWi-Fiルータの取説も読んでみました。
古いルータも電波が2つ飛んでいたのですが今回のような5Gとか2.4Gとかの区別ではなく『マルチSSID』というものでした。取説をみると以下の様に書いてあります。ちなみにこの2つとも2.4Gのようです。
【1つ目】
『プライマリSSID』。暗号化方式の初期値:AES。AESが設定されている場合、IEEE802.11nによる高速通信が可能。
【2つ目】
『セカンダリSSID』。暗号化方式の初期値:128bitWEP。AESが設定されている場合、IEEE802.11nによる高速通信が利用可能。
両SSIDは同時に動作しているためAESを利用可能な無線LAN端末とニンテンドーDSなどWEPのみが利用可能な無線LAN端末が共存可能・・・・
まあ、はっきり言って何を言っているのか良く分かりません( -д-)ノ。
同じ速さの電波が干渉しないようにしながら2本でているって感じでしょうか?でも新しいルータと電波の出し方が違うことだけは分かりました。
これまでスマホでこの2つの電波ともWi-Fi自動接続に設定してありました。実際にはどっちが繋がっていたのか意識していませんでしたが家の中どこにいてもこれまでは不便なく繋がっていたのでヨシとしていました。
気のせいかも知れないのですが、つまり我が家においては『マルチSSID』のほうが電波が安定していたのではないか、ということです。それが2.4G&5Gの電波を出す新Wi-Fiルータに変えたら環境が悪くなったと、こう思うのです。
これはよっちの個人的体感だけでなく、妻においても「すぐ切れちゃう」「なんか繋がらない」など同様のことを言っていたので何らかの環境の悪化があったのではないか?と感じています。
すぐ切れちゃうのは、都度、電波の強いほうに繋ぎなおさないといけないってこと???
勝手につないでくれるもんじゃないの???
頭の中がハテナでいっぱいです('A`|||)
なんかめんどくさい・・・・
これが率直な感想です。
ところで元々一条工務店の家はWi-Fi電波が飛びにくいと言われています。それは本当なのでしょうか?我が家の場合、延床42坪の大き目の家ですがWi-Fiで不便に感じたことはありませんでした。Wi-Fiルータは2階のウォークインクローゼットの棚の上に設置してあります。いわば、我が家の一番隅っこに置いているわけですがフロアを超えても、部屋の隅に居てもスマホのWi-Fi接続が切れる事はなかった気がします。ですのでネットで聞く一条の家のWi-Fiへの不満は、なぜか分からないけど我が家には当てはまらないと思っておりました。
それが新しいルータ(今ではこっちの方式が標準?)に変えたタイミングで発現した電波の質の劣化・・・
「これが床暖房のせいで繋がらないってやつなのか・・・?」
この時そう思いました。
でもおかしいですよね。高性能になるからと新型に変えてもらったのにWi-Fi環境が悪化するなんて(ノ`Д´)ノ
3日ほど使ってみてもどうにもおかしいことを確信しました。Wi-Fiの効いているよっちの職場から妻にLINE電話をかけると音質がブチブチ画面カクカクで話になりませんでした。前はここまで酷いことはなかった気がします。
これはひょっとして何か設定に失敗しているのかも?よっちの機材入替が正しくできていない?
そこでコミュファのコンタクトセンターに相談することにしました。既に元のルータに戻したいとも思い始めていました。
さて、コンタクトセンターに電話対応はこんな感じでした。
対応してくれた窓口の女性に聞きながら、設定をしなおしました。対応は親切でした。でも状況は変わりません。設定に問題は無かったようです。窓口はWi-Fiルータとの遮蔽物や距離にあるのではと疑っていましたがそれらは以前と変わりないのです。こちらとしては以前の方が良かったので戻したいとも伝えたのですが、「回線を切り替えてしまったので元には戻せない」と言われました。何なんでしょうかね。回線のことは良くわからないけどコミュファ側には回線を切り替えていかなくてはならない事情があるのでしょうか。こちらの言い分は聞き入れてくれませんでした。こちらが納得しないでいると「調査担当が回線状況の調査に伺いますので」とのことでしたので、その段取りをとってひとまず電話を終えました。
後日、調査員の方がみえました。
ノートパソコンでWi-Fiを受信し電波状況をチェックしました。結論としては「異常なし」でした。
調査員の方は、ノートパソコンで電波を受信しながら家の中を移動し強い電波がどこまで飛んでいるか調べてくれました。我が家のWi-Fiルータは2Fのウォークインクローゼットの天井付近の棚にセットしてあります。我が家の中でいうところの一番隅っこにあるわけです。そこからフロアを超えて1階のリビングの中央までくるまでに電波が半減している様子を電波メーターで見せてくれました。「こんなものだと思いますよ」とのこと。一方で居間の階段付近にノートPCを近づけると一気に電波が強くなるのも見せてくれました。
調査員の方曰く
「Wi-Fi電波はそもそもが確実性に乏しいもの。遮蔽物に弱いし、家電でも電子レンジやIHキッチンの電磁波にも影響してしまう。そういうものとしてお付き合いしていくしかない」。
我が家は田舎なので外に遮るものが少なく、「ご近所さんの家のWi-Fi電波までが部屋によってはしっかりしたものが飛んできている。同じ周波帯で電波の食い合いもあるし、それらが影響してたまたま状態が悪かったのではないか」という診断結果でした。
結局、新しいルータに異常はないので、この環境とどう向き合うかという事で次のような提案をしてくれました。
この部分がWi-Fiで不便を感じている方の参考になるのではないでしょうか。
対応策の結論としては
『中継器を置く』
のが良いようです。
中継器購入&設定でのつまづき
調査の方のWi-Fiの説明を単純な図にするとこんな感じです。
我が家のWi-Fi電波環境イメージ略図
Wi-Fi電波はそもそも弱いものなので基本的に遠くまでは飛ばない。Wi-Fiルータから離れていくほど弱くなる。実際にスマホで2つのWi-Fi電波を計測すると、2Fのウォークインに設置してあるWi-Fiルータからの電波は、同じフロアでも壁をいくつか超える子供部屋の地点Aでは弱くなってしまうのが確認できました。ルータから子供部屋までは壁2枚+ドアを挟みます。これだと2.4Gの電波ですら弱くなってしまうようです。
そこで電波が弱くなってしまうエリアに電波を届けるためには電波を中継して発信してくれる機材が必要ということになります。
コミュファの調査員の方にアドバイスを求めたところ、いくつかのタイプがあり値段も3000円くらいから4~5万円するものまで色々あるとの事。家電店では棚一面にずらっと並んでいるはず。価格は7000円くらいのもので充分じゃないかなと。この方も自宅には中継器を置いていると。
中継器にもタイプがあって、次の2通りがあります。
【タイプ1】
飛んでいるWi-Fi電波をキャッチして、同じ電波を遠くまで飛ばしなおすタイプ。コンセントの差し込み一体型が多い。比較的低単価。このタイプは同じ電波を中継するので家の中で強い電波に切り替える必要がなくなる。ただし強い電波が届いているエリア内に設置する必要がある。弱くなった電波を拾っても質のよい電波を中継できない。コンセントがそのようなちょうど良い場所になければうまく中継できないかも知れない。
我が家においては階段付近まで良い電波が来ているのが分かったが1Fの階段にコンセントが無いため、このタイプは無しと判断。
【タイプ2】
中継機能のあるWi-Fiルータを新しく買い足す。家の中にめぐらしてあるLANポートに接続し、そこから別のWi-Fi電波を飛ばし直すタイプ。設置したい場所にLANが来ていることが条件になる。しかしLANポートがあれば劣化のない良質な信号がそこまで来ているので、そこからWi-Fi電波に変換するため強く良質な電波が得られる。元のWi-Fi電波と別の電波が新しく出るが、スマホが常に強い電波に自動で切り替えてくれるので手間はいらない。調査員の方はこのタイプで増設。
後日よっちは調査員の方と家電店の店員さんの説明で仕組みを理解したつもりでタイプ2を買いました。コミュファの機器はNEC製なので、中継器として繋げるならNEC製のものが相性が良いと教えてくれました。売り場にが幾つか種類がありましたが、結局NEC製の「Aterm WG1200HP3 PA-WG1200HP3」という比較的安価な機種を買いました。
PA-WG1200HP3 NEC 11ac対応 867+300Mbps 無線LANルータ(親機単体) Aterm WG1200HP3
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この家の設計時、1Fのテレビ用にLANを引いておいた事が幸いし、新しい中継機ルータはそこに設置できました。壁からのLANケーブルは本機のWANポートにつなぎ、テレビからのLANケーブルは中継機に差し直す形になります。
ところでこの時の理解では、タイプ2であってもタイプ1と同様に元と同じ電波が出るものと誤解しておりました。
マニュアルを見て正しく設定したつもりなのに下の写真のように新しい電波が出ているのはおかしい思い四苦八苦することになりました。

この件、もう一度家電店に行ってこのキャプチャーを見てもらい、これでいいということが分かりました。
タイプ2は別の電波が飛ぶということをこの時ようやく正しく理解しました。
そもそも中継機という言い方が分かりにくいですよね。タイプ1ならまさに中継なのだけども。タイプ2は別のWi-Fi電波が飛ぶんだから〝増設” と言ったほうが近いんじゃないでしょうか。
我が家のように光ケーブルやら電話線など外部からの電線類は家の端っこにブースを作り、そこから屋内に引き入れている家が多いのではないかと思います。でも今回の我が家の例にあるようにWi-Fiルータを家の隅っこに配置してしまうと対角のエリアには電波が届きにくくなってしまいます。我が家の場合は1Fの中央に居間階段があるので、もしもここにうまくWi-Fiルータを設置していたら、1台のルータで家じゅうバランスよく電波を飛ばせたのかもしれません。吹き抜けのある家ならフロアの中間に設置するのが良いかもしれませんね。
ところで、ここから問題は更に発生します。
我が家のWi-Fiルータ設置及び電波の張り巡らしは完了したと思っていた矢先、やはりスマホのWi-Fiが途切れるのです。むしろ、もっと頻繁に。もっと複雑に。繋がっているとおもったらいつの間にか未接続の時に出る「4G」マークになっていたり、Wi-Fiルータに近づいて再度Wi-Fi接続をしようとすると繋がってたはずの電波にパスワードを要求されたり、正しく入力しなおしても「違います」の表示がでたり・・・。しまいにはLAN接続しているデスクトップパソコンまで繋がったり切れたりと、もう訳け分からないという状況に。
何か故障したのかと全て再設定していみたり、ケーブルを差し替えてみたりハブのコンセント抜き差ししたり、パソコンのインターネット設定をいじってみたり・・・。
こりゃもう自力では無理だと観念して、再度コミュファのコンタクトセンターに相談してみました。
電話口の男性がリモートで接続状況を確認してくれたのですが、その時は「接続は問題なし」との事。しかし接続が有線LANでつながったパソコンでさえ、繋がって10秒くらいでまた切れるとか、再起動するとまた一瞬繋がるけど長持ちしないなどを繰り返すことを伝えると機器の故障も含めてまたまた調査員を派遣していただけることになりました。
そして、ここからが今日の話です。
調査員の方がやってきました。先日と同じ方でした(´∀`*)
おススメされたようにルータを買い足して設置したことを伝え、状況を伝えました。すると・・・
「これじゃだめですよ」
速攻でダメ出しされました。
原因は買い足したルータの「モード設定」でした。
「ブリッジにしなきゃ」
ブリッジというのはルータをどのように使うかという「モード」の1つです。そういえば前回来てくれた時にブリッジがどのこうの聞いた気がする・・・・。でも電気屋さんで聞いた時は「子機のモードに切り替えて」と説明された記憶があります。
ルータの説明書にもこう書かれています。

要約すると
本商品でできることは3つの使い方ができる。
【Wi-Fi設定を変更せずに既存の機器と本商品を入れ替える】→RTモード
【ブリッジモードで使用する】→BRモード
【中継器/子機として使用する】→CNVモード
この小見出しにそれぞれの説明が書いてあります。中継機/子機として使用したい場合はCNVモードに、とはっきり記載されています。よっちがしたいのは中継器としての設置だから当然CNVモードにしていたわけです。
ところがこれがいけなかったというのです。
調査員の方がBRモードに切り替えると速攻でWi-Fi環境があっというまに正常化しました。有線LAN接続のパソコンも完全に正常化しました。
納得できないのはマニュアルです。ここには中継器として使用する場合にはCNVって書いてあるんですもん・・・・・。ここでも「中継器」という言葉の意味のズレなのでしょうか。
でも確かにブリッジモードの説明に「別途ご利用のルータまたはルータ機能内蔵のブロードバンドモデムなどに本機を接続する場合はブリッジモード(ルータ機能停止)を使用します」と書かれています。言われてみれば我が家の場合に当てはまります。でもどんな風に使いたいときにブリッジモードにするのかって事が書いてない。やっぱりマニュアルがちょっと不親切なんじゃないでしょうか。自力で設置する人にあっては、よっちの様にこの部分につまずく人が多いんじゃないでしょうか。
調査員の方の説明を要約すると以下の通りです。
・ルータ機能は1家に1つだけしかあっちゃいけない。ルータ機能を停止させたブリッジモードにしないと、どちらもルータ機能が生きたままとなり親機側まで混乱しゴチャゴチャになる。
・中継機を置いた時おかしくなる問い合わせは多々あるが、ほぼこのパターン。コミュファ機は問題ない。
・コンタクトセンターの遠隔調査では親機までの信号しか調べられないので、そこまでは正常であり間違っていない。
・今回のトラブルは我が家の家庭内ネットワークでの異常でありコミュファの責任対象ではない。
文字に起こすとちょっと冷たい感じがしますが、実際の対応はそうでもなく親切に色々教えていただき設定も直してく下さいました。有線LANでつないでいるデスクトップPCの2台中1台が、それでもネットに繋がらなくなっていたのですが、よっちがインターネット接続設定をいじり過ぎておかしくなっていたようで、不備のあった箇所を突き止め正常に直してくれたりもしました。
調査員の方が帰ったあと、家の各所でのWi-Fi電波の状況をチェックしてみました。
まずは2FのWi-Fi親機のあるウォークインクローゼットのある寝室です。
各信号でaは5G、gは2.4Gの電波です。1Fの増設機からの電波はどちらも弱いです。

2Fの対角、子供部屋です。我が家の電波はどれも弱いです。よその家の電波もキャッチしています。
1Fにある増設機の5Gは完全に飛んできません。

増設Wi-Fiルータを設置した真ん前です。2F親機の電波はどちらも弱いです。
当然、増設機のは最強です。

1Fのキッチンです。増設していなかったら我が家で電波がもっとも弱いエリアかもしれません。増設機の2.4Gだけが強く飛んできています。

各部屋の電波状況をスクショで紹介してみましたが、実際には電波の強弱は多少はふらついていて頻繁に切り替えが自動的に行われていています。我が家、よその家の家電などが影響しているのかもしれません。スマホは随時強い電波を探している感じですのでどこにいても切れてしまう事は無くなったようです。
結局、我が家は1台のWi-Fi機器を増設したものの、キッチンや子供部屋では早い5Gの電波は届いていない状況となりました。LAN回線をキッチンまで引いていれば、もっと偏りのないWi-Fi環境を構築できたのかもしれません。これから家を建てる方は家の対角にLAN回線を引っ張っておくことをお勧めします。
また一条の床暖房はWi-Fi電波が通りにくいというのは、やはりそうなのかなと思いました。ほぼWi-Fiルータの直下の部屋(今回の例では1Fテレビ前)にいてもアンテナ3本は立たないことがおおいですから。
最後に今日の話をまとめたいと思います。
これから家を建てる人、Wi-Fiの調子が悪い人には参考になるのではないでしょうか。
①最近のWi-Fiルータからでる電波は2.4Gと5Gがある。
②2.4Gの電波は遅いが遠くまで飛びやすい。5Gの電波は早いが遮蔽物に弱く遠くまで飛ばない。
③2.4Gは家電からの電波障害を受けやすい。
④Wi-Fi電波が弱いときは中継機を置く。
⑤中継機には同じ電波を増幅するタイプと、違う電波を飛ばすタイプがある。
⑥中継機によってはLANポートが必要な場合があるので、家の設計時はパソコンを置く場所だけでなく中継機を置くとよさそうな場所(親機の対角の場所)にもLANポートを作っておくべき。
⑦増設する中継器にルータ機能がある場合は、ルータ機能を停止させる「ブリッジモード」で接続すべし。
⑧増設機器の設定をまちがうとWi-Fiの問題だけでなく有線LAN接続のパソコンまでおかしくなってしまう。
いかがでしたでしょうか。どなたかの参考になれば幸いです。
長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。
今日はこれにて。
