こんにちは、よっちです。

前回はこげ茶一色の外壁でも、夏の炎天下においても中はへっちゃらと言うことを書きました。大丈夫だという保証があるわけでもないのに何故冒険をしたのかを今日はお話ししたいと思います。

 

旧よっち家の外壁は真っ白でした。素材は説明を受けたわけではないので断定できませんが、サイディングボードという建材だとおもいます。そして、この外壁に恐らく撥水塗装が施してあったんだとおもいます。

住み始めた1〜2年は全く気にならなかったので、汚れはさほどではなかったんだろうなと思います。でも5年もすると外壁ボードの貼り合わせの目地が黒く汚れてきて、窓枠の端や換気扇口から黒い雨ジミが縦に入るようになってきました。更に北面は陽が当たらないためか写真のように緑色の藻まで('A`|||)

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画像が暗く、見にくくて申し訳ありません(;´Д`)
もう存在しない建物ゆえ、見つけた写真で紹介しています。


これは解体する直前に撮った写真です。これでも築14年目くらいの時に外壁を塗りなおしています。費用は約140万円かかりました。立ち退きがいつ来るかわからない状況で塗り直しのタイミングが判断しずらかったのですが、汚れの醜さと、撥水が失われた外壁から水が染み込んでいるように見えてきたのが我慢の限界で塗り直しを決意しました。塗りなおして5年後がもうこの写真の姿です。南面の汚れはこんなに酷くはなかたのですが、北側は藻が生えて薄汚くなりやすいのです。

でもこんな光景はよっち宅だけではありません。超有名ハウスメーカーが建てたご近所さんでも北面が4〜5年で藻だらけ。窓枠から縦ジミ。色褪せ。家の周りが振興住宅地でしたので様々なメーカーが建てた住宅が数年でどうなっていくのかをまざまざと観察することができました。


ここでよっちが外壁について経験から学んだことをまとめると次のような事が挙げられます。

・外壁は将来必ずメンテナンス費用が発生する。しかも大きな金額で。
・家のデザインと色は外壁メンテナンスの施工頻度を左右する。

旧よっち宅はモダンなデザインのため、日本家屋に見られるような庇(ひさし)がありません。庇がないことで雨の影響を受けやすく、汚れも付きやすかったようです。空気が比較的きれいな田舎町ですが、雨水に数年さらされるとこの有様です。

もう一つのポイントの色ですが、外壁が白でなかったらここまで汚れが目立ちません。白い家は清潔感があり見た目もすがすがしくて好きです。しかし、逆に汚れが目立ってくると正反対の残念な印象になってしまいます。この汚れについては中途半端な薄い色ではカモフラージュにはなりません。家の見栄えを比較的キレイに保ちたいなら定期的な外壁メンテナンスが必須になり費用もかさみます。はっきりと暗い色であればごまかせる期間も長くなるでしょう。汚れではなく塗装の機能面の劣化までメンテナンスを遅らせることもできるでしょう。


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温室を彷彿させるガラス面の多さ



かといって、ダークな色調の家は前回の記事の灼熱地獄を目の当たりにしてしまうのではないでしょうか。
旧よっち宅は真っ白い外観であったにもかかわらず、断熱性が悪すぎて夏場は家の中全体が温室のような高温になりました。当時飼っていた室内犬が熱中症で死んでしまわないようにクーラーをつけて外出することもありました。


そんな家から建て替えたよっちです。
一条工務店i-smartの高気密・高断熱にどれ程期待したことでしょうか。永久に雨が洗ってくれる光触媒のハイドロテクトタイルにどれだけ期待したでしょうか。そのタイルが当時キャンペーン価格で全面タイル貼りがオプションで5000円/坪。施工46坪ですのでたったの23万円!。TVボードのオプションが35万円でしたから、

外壁全面ハイドロテクトタイル貼りが、TVボードより安いんですよ!?

価格設定めちゃくちゃじゃないですか?

いかんいかん。なんか今日の本題と違うところに力が入ってしまいました。(*・ω・)ノ




色です、色。


こんな経験をしてきたよっちですので藻が生えることを大きく警戒していました。ハイドロテクトタイルの機能は素敵ですが、まだ何年も経ったi-smartを見たわけではありません。あれだけの汚れを目にしてきたよっちにはまだ保険をかけたい部分がありました。保険をかけるなら、黒かこげ茶。そして家の外観デザインを考えている時、色々な塗り分けパターンを考えましたが結局こげ茶一色が一番カッコいい!ってことになりました。

そうなると灼熱地獄のリスクが・・・・となるわけですが、一条工務店i-smartは業界最高の超高気密・高断熱仕様です。灼熱リスクはこれでカバーできるはずとなったわけです。


そしてこの判断は正しかった。こげ茶一色の外観は引き締ってカッコいいし、気密断熱の高性能ぶりは大したもんです。外観の汚れもまったく気になりません。今でも新築引き渡し時そのままの美しさです(′∀`)


今日はここまでです。次回以降では具体的な断熱性のすごさを紹介していきたいと思います。