こんばんは。よっちです。
よっちの住む村(一応、正式には町ですが。。)には守り神の神社が山の中にあります。
秋祭り準備として十数年に1回という「年役」が今年、よっち家にまわってきており、今日はそのお役を務めに行ってきました。このお役、よっち自身は初めて参加し、一緒に年役で呼ばれた他の2人と、計3人でやってきました。
実はほかの2人も初めてで、だれも経験者がいない中で、ちょっとしたDIY的な事を経験しましたので、自身の記録を兼ねてここに報告しておきます。
何をやったのかというと、神社境内にある本殿脇の祠の屋根や囲いを檜の葉で化粧直しするという作業です。
言葉で言っても伝わらないと思うので、まずは作業前の写真です。
枯れた檜の葉でもっさもさです。
これ、どうなってるかというと、木材でできた骨組みに檜の葉を竹のヒゴではさみ、屋根や壁を覆っているのです。
これを毎年の「年役」の人が3名で作るのだそうです。なかなか面白そうじゃないですかヾ(=^▽^=)ノ
まず、古い葉っぱを取り除いて、骨組みだけにしてみます。なにしろ経験者がいないので、写真を撮りつつ、どうなっているのか確認しながら枯れた葉っぱを取り除きました。
メンバーの1人が檜の葉っぱで掃き掃除しています。
次に山の中に入り、檜の葉っぱを生木から採集しなければなりません。これがなかなか大変で、檜はあるのですが、手の届くところには葉がありません。トラックの荷台に乗って、延長枝切ハサミや、柄の長ーいノコギリで枝を落とし採集しました。枝切ばさみの柄が折れ、家に別のを取りに行くなどのハプニングもありつつ・・・。
これを葉っぱ部分だけに細かく切り離し、祠の屋根部や壁部の竹の棒に挟み込んで固定していきます。
完成です!
んん??
ヒゴが余ってる。。。Σ('◇'*)エェッ!?
写真を振り返って判明しました。屋根葺が2段構造になっていたのを1段ですませてしまっていました ('A`|||)
・・・・・屋根葺をもう1度すべてとっぱらってやり直しする羽目になりました・・・・・。
いろいろ苦労はありましたが、とりあえず無事終了しました。
さて、これで終わり、、、、というわけには、まだいかなかったのです。。。
もう1ヶ所あるというのです。そして、そのもう1ヶ所はもっと大きいというのです(*`Д')
3人とも初の年役です。もう1つがどこにあるかさえも知りません。知っている人にだいたいの場所を聞き、山を下りそれらしき場所をさまよい、そして、見つけました。
お犬様というそうです。
聞いたほどには手間がかからなそうです。改めて枝を採取しに茂みに入り、そして完成しました。
なかなかのゴージャスぶりです。蚊に刺されまくりました。
さて、終わった、終わった・・・・・とは、まだなりません。
今度は餅つきです。
おっきな『せいろ』でもち米を蒸しています。よっちの聞いたことのない単位のもち米の量です。
この写真は4段積んだ状態です。全部で8段分をつきました。
本物の杵と臼です。50回でもつくと、腕がパンパンです。今回の年役では比較的若い、よっちともう一人が交代でつくことに・・・・・。
といっても、初めからではありません。そんなにやったら死んでしまいます(;´Д`)
適当なとこまで電動でついて、仕上げに杵と臼でついたのでした。
ちなみに、近隣の村祭りでの餅つきは、よっちの住む村以外すべて電動だけになってしまったそうです。
昔ながらの風習を今も守り続けている貴重な体験でした。
今日はこれでおしまい。